番外編「研究員が見つけた気になるメディア」

紙メディア研究所 番外編 「研究員が見つけた気になるメディア」①

チラシからECへ!?

クールビズのスラックスを捜していた研究員の家に、ある日某衣料品チェーン店のチラシが入りました。「いつもより安くなっているのかな?」と思い、ホームページにアクセスすると

「チラシの気になる商品をクリックすると、オンラインストアで直接購入できるようになりました。」との表示。手元にある折込チラシと同じものが画面に広がり、これが良いかな?と思ったスラックスをクリックすると、その商品の紹介ページがリンクされており、簡単に商品の詳細情報を手に入れる事ができました。

今まででしたら、折込チラシに掲載されている商品の詳細を見ようとしても、結局オンラインストアから、多数ある商品のカテゴリから欲しいものを探す必要がありました。

研究員の考察

おそらく、HPの方には商品が多くありすぎて、希望する商品まで簡単には辿り着けない、 という消費者の意見、課題があったのかもしれません。

そのため、新聞折込チラシの紙面をそのままWEBに掲載し、プッシュ式に商品を紹介。 気になる商品に赤丸を付けるようにWEBチラシをクリックすると商品の詳細と在庫が 確認できて、そのまま購入が可能です。

このような「紙メディア」から「Web(オンラインストア)」への誘導は、これからは当たり前になって行くのかもしれません。

紙メディア研究所 番外編 「研究員が見つけた気になるメディア」②

3枚の「チラシ」

上記のチラシは研究員の家庭に同じ日に折込まれた3枚のチラシですが、よく見ると これがなんと、すべて同じ某百貨店の、同じ店舗のチラシでした。

しかも、フェアの立上げ日もすべて同じ。折込み料金はB4を2枚折込むより、纏めてB3を折込した方が、本来は安価なのですが・・・

研究員の考察

この百貨店はどのような目論見があったのでしょうか?研究員の家庭には、このように3枚入りましたが、訴求商品によって配布エリアを変えていたのかもしれません。結果的に、別のエリアでは2枚、もしくは1枚しか折込まれていない家庭もあったのではないでしょうか?食品関係は軒並みに配布、家具は持ち家比率の高いエリア、宝飾品は比較的に所得の高いエリアなど、オープンデータからエリアセグメントは可能です。

もしくは、消費者に大きなインパクトを与える為に、あえて3枚分を折込んだのかも知れません。内容の違う同じ店舗のチラシが3枚も折込まれていたら、誰でも記憶に残る事でしょう。今後もどの様な折込みが行われるのか注視していきたいと思います。

紙メディア研究所 番外編「研究員が見つけた気になるメディア」③

連動する「サイネージ広告」

昨年の夏、新宿のビルの上に3D看板の巨大な“猫”が出現しました。

猫が店舗や商品を紹介する内容で、私も実際に見てきましたが、本当にリアルでビルから落ちてきそうな錯覚を受けてしまいました。

そして今年は更に大がかりになり、渋谷の複数のビルのサイネージを利用したものになっていました。

最初のサイネージに秋田犬が登場すると、横のビルのサイネージに飛び移り、そこから咥えていた円盤を投げると、更に別ビルのサイネージにいた犬が円盤をキャッチ。

まるで渋谷の街を犬が遊び回るような、非常にインパクトのある広告となっていました。ちなみに、渋谷の忠犬ハチ公にちなんでの秋田犬だという事らしいです。

研究員の考察

以前から屋外広告としての看板はありましたが、最近はデジタルサイネージが増加しています。ただ、各サイネージがバラバラに告知をしており、それぞれが違う音声を放映したりしている為、残念ながら何を言っているのか解りにくい場合もあります。

そこで解り易くインパクトを与える為に、エリア一帯を同時に同じ動画を放映する、いわゆる「ジャック」という告知方法がありますが、その場合は複数のサイネージ会社との“やり取り”が必要で、広告の開き枠タイミングを全てそろえるのが難しい場合もあります。

しかし今回の渋谷の秋田犬の動画については、すべてのサイネージをひとつの会社が管理している為、複数のサイネージをこのように1つの世界感で放映することが可能になっています。

このようにバラバラで存在する広告媒体を複数組み合わせて、1つの世界感で訴求するような新しいメディアミックスが出来ると面白いですね。

▼実際の様子(※音が流れます) /paper-contents/wp-content/uploads/img_006_005.mp4#t=0.1

この記事の執筆者:紙メディア研究所編集部

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