くら100【2023年8月まとめ:夏の総決算号】 酷暑での生活者の工夫や学びが、次なる夏の消費マインドを知るキーに - 城北宣広株式会社
くら100【2023年8月まとめ:夏の総決算号】 酷暑での生活者の工夫や学びが、次なる夏の消費マインドを知るキーに - 城北宣広株式会社
2023.9.29
くら100【2023年8月まとめ:夏の総決算号】 酷暑での生活者の工夫や学びが、次なる夏の消費マインドを知るキーに
こんにちは、くらし・まち研究所です!
先月からスタートした「くら100」の第2回:8月まとめ版です。
今月は8月のまとめにプラスして、2023年夏の総決算号となっています。
今年の夏生活者は何を思い、どう行動していたのか。
彼らのリアルの声を集め、明らかにしていきます。
生活者のリアル:暑さに参りながらも食やアイテムを駆使して乗り越えた生活者
8月も7月に引き続き暑い1ヶ月となりました。31日間中最高気温35度を超える猛暑日を大阪では18日記録。
夏バテと闘いながらも夏を少しでも楽しもうと生活者は日々を過ごしていました。
しかし8月の醍醐味である「お盆」期間中に台風7号が紀伊半島に直撃。
公共交通機関が止まり、多くの人が2023年のお盆に対して「残念」という気持ちを抱いてしまいました。
生活者の行動は
①如何に室内を冷やすか
②外出の時に暑さから自分を守る
の2つに常に全力であったことが調査から明らかになりました。
調査の結果、節電・節約が注目されている中で、さすがの暑さに命の危険を感じエアコンを去年よりも稼働させている人が多くなりました。
食においては、フルーツで水分補給&夏っぽさを楽しむ生活者の姿が見えました。あまりの暑さに、彼らはアイスクリームよりも一気に冷えた感覚を味わうことのできる「かき氷」に頼っていたようです。
お盆終わりに1番したくなかったことについての調査では、大阪・東京の女性で違いが出ました。
全体でランキングを見てみると、「仕事に行く」が1位ですが、地域別女性のランキングでは、東京の女性は仕事に行くよりも「晩ごはんの準備をする」が1位になりました。東京ではリモートワークが進んでいるためではないかと推察しています。
6位から10位までは掃除に関わる家事がランクイン。年末の大掃除、年始終わりの掃除に対しても彼らは同じ様に嫌悪感を抱くのではないでしょうか。
未来予測:次に来る「年末年始疲れ」「夏の酷暑」に備えろ
2023年の夏は過去最高を大きく上回る圧倒的な暑さでした。生活者がこの夏収得した工夫や学びが、次なる夏の消費マインドに繋がります。クーラーを24時間つけることが当たり前になり、水分補給をフルーツで味わいながら楽しむ流れが強まるのではないかと予測します。
また近年増えてきている「日傘の使用率」も今後はさらに増えるため、売場での「男性・子ども」への訴求・魅せ方が求められるでしょう。
次に生活者が慌ただしくなり、精神的にも身体的にも疲れが溜まるイベントは「年末年始」。それを乗り越えるポイントは「頑張りすぎない」「最低限しないといけないこと“だけ”する」という意識です。
まとめ:酷暑から得た生活者の学び